【必読】企業スポーツ選手がもつ 「会社で活躍できる3つの基礎スキル」

 

はじめに。企業スポーツ選手のみなさんへ

 

企業で活躍するサラリーマンの中には、

幼いころからスポーツに人生をささげ、

その努力が評価されてスポーツで企業に就職した方(いわゆるアスリート社員)も多くいるのではないでしょうか。

 

何を隠そう、私もみなさんと同じように学生時代の活躍が評価され、

「スポーツ(野球)で企業に就職」した一人です。

 

残念ながら、私の場合はスポーツで会社に大きく貢献することはできませんでしたが、

引退後の約20年間をスポーツと同じくらい真剣に社業(会社の事業≒仕事)に取り組んできました。

その結果、現在は企業人の一人として、会社に貢献することができています

 

この記事は、

企業スポーツ部で今も活躍されている方、

そろそろ引退の二文字を意識している方、

既に引退された方、

の中で、引退後も会社に残って社業を続けている(続けようと考えている)方に向けて書いています。

 

みなさんは、スポーツ選手から普通のサラリーマンに転身することに

少なからず不安を感じているのではないでしょうか。

 

本日、みなさんにお伝えしたいことは、私の経験から、

みなさんがそのように不安に思うことは微塵もないということです。

大きく3つの観点でその理由をお伝えします。

 

 

企業スポーツ選手がもつ会社で活躍できる3つの基礎スキル

 

企業スポーツ選手は、以下のスキルが身についているから、会社でも必ず活躍できます。

① 礼儀、礼節をわきまえている

② 組織を理解している

③ スポーツで培った精神力と体力という何事にも勝るスキルを持っている

それでは、順番に見ていきましょう。

 

礼儀、礼節をわきまえている

言葉の定義。ご参考です。

礼儀とは? (大辞林より引用)

社会の秩序を保ち、他人との交際を行うために、人としてふみ行うべき作法。

(ようするに、人に対する基本的なマナーや常識的な行動のことです。)

 

礼節とは? (大辞林より引用)

社会生活の秩序を保つために必要とされる行動・作法。

(ようするに、社会に対する基本的なマナーや常識的な行動です。)

 

長くスポーツの世界にいたみなさんは、

試合前、試合後の礼にはじまり、コーチや先輩への言葉使いなど、

競技と同じように礼儀に対しても厳しい指導を受けてきたと思います。

 

当時はわずらわしく感じたであろうこの礼儀は、

サラリーマンにとって基本的でもっとも大切なスキルです。

みなさんには、既にこのスキルが身についていることを認識してください。

 

上司や先輩からの指導やアドバイスに対し、

素直に感謝し「ありがとうございました。」と声に出して言うことができるのは誇るべきスキルです。

自信をもって感謝の言葉を伝えてください。

 

みなさんは過去、連帯責任で何らかの罰を受けたことがあるのではないでしょうか。

一人の身勝手な行動がチーム全員の責任になるというなんとも理不尽なことですが、

これを避けるために、おたがいに協力して注意を払い慎重に行動する。

このような経験もチーム単位で成果を求められる会社組織ではとても役に立ちます。

 

このようにスポーツを通じた間接的な経験が、

礼儀や礼節という形でサラリーマン生活に有利にはたらくのです。

 

組織を理解している

 

スポーツはチーム戦です。(一部競技を除く。)

チームでは、監督やコーチ、選手にそれぞれ役割があります。

選手も全員一律ではなく、ポジションや選手自身の個性によって様々な役割が求められます。

 

会社組織においても同様です。会社組織はチームと同じです。

たとえば、チームを会社の組織(課)に置きかえると以下のようになります。

スポーツ競技での役割 会社での役割
監督 課長 / マネージャー
コーチ(選手兼任も含む) 係長 / グループリーダー
選手 (一般)社員

 

課長は、組織の目標やそれを達成するための戦略を考え、

係長や一般社員を率いて組織を運営していきます。

また組織の結果には全ての責任を負う立場です。正にスポーツチームの監督ですね。

 

係長は課長の指示を受けながらチームの作戦をたて、

社員を育成しながら組織力の強化につとめます。コーチのような役割です。

 

社員は、まさに選手として自らの役割に応じた実務を担当します。

社員の実力(スキルなど)はチームの実力に大きく影響します。

 

スポーツで輝かしい成績を残されたみなさんは、

チームの中で自らの役割をしっかりと果してチームに貢献してきたハズです。

 

スポーツチームから会社組織にフィールドが変わり、やることがプレーから仕事に変わっても、

自らの役割を認識し、その役割を果たすことに変化はありません

 

企業スポーツ選手であったみなさんは、知らず知らずのうちに、

こういった組織の体制について身をもって理解しています

「上司」を監督やコーチにおきかえて、自らの役割と個性をいかしてどうすれば活躍できるか考えながら組織に貢献していきましょう。

 

 

スポーツで培った精神力と体力という何事にも勝るスキルを持っている

 

私の経験から、ハッキリ言って、会社の仕事はスポーツよりも楽です。

つらかった練習や大きなプレッシャーがかかる試合と比較すると、

会社の仕事やプレッシャーはそれほど大きなものではありません

 

企業スポーツ部を引退した後、最初のころは慣れない仕事や作業にとまどいますが、

その期間が過ぎれば「何だ、こんな程度か。」などとゆとりが出てきます

 

スポーツではどれだけきびしい練習を重ねても、

相手が自分たちの実力を上回れば結果を出すことはできません。

しかし会社の場合は、きびしく仕事を突きつめていくと、

まちがいなく結果・成果を出すことができます

 

また、スポーツを続けてきたみなさんは、自分が思っているよりも体力があります。

周囲のサラリーマンと比較するとあきらかに体力があります

 

慣れない仕事や作業がつづくともちろん疲れるますが、

効率的かどうかはともかく、スポーツをつづけてきたみなさんは数をこなすことができます

数をこなすうちに仕事のコツもわかってきて、どんどんサラリーマンとしての能力が成長していきます

これは私の経験上、まちがいのない事実です。

 

サラリーマン生活に転身してすぐには気づかないかもしれませんが、

スポーツを通じて身についけた精神力や体力は、みなさん自身が認識されているよりもすごいレベルです。

そして、この精神力と体力は、会社で働くうえで、みなさんの大きな武器となるでしょう。

明らかに周囲の社員の方とは異なります。それくらいすごいレベルなのです。

 

まとめ

 

本日は企業スポーツ選手がもつ会社で活躍できる3つの基礎スキルについてお伝えしました。

① 礼儀、礼節をわきまえている

② 組織を理解している

③ スポーツで培った精神力と体力という何事にも勝るスキルを持っている

 

このサラリーマンに必要な基礎スキルが、

企業スポーツ部(出身)のみなさんには非常に高いレベルで備わっています

自信をもって日々の仕事に取り組みましょう。

 

最後までお読みいただき誠にありがとうございました。

それでは、また。

 

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